書道Ⅰの授業(作品の裏打ち)

平成27年2月17日(火)

1年生の書道Ⅰの授業で、裏打ちの作業をしました。

裏打ちとは、半紙などの紙に書いた作品を補強するために、裏にもう1枚紙を張ることをいいます。補強することで、掛け軸に仕立てたり額に入れることができるようになります。

今回の授業では、鳥の子紙という厚手の和紙を用いて、篆刻(てんこく)の作品と、散らし書きで紙面構成した仮名(小筆)の作品を裏打ちしました。

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まずは霧吹きで湿らせた作品を、刷毛を使ってしわを伸ばします。

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次に、鳥の子紙に、水で薄めた糊をまんべんなく塗って、作品に密着させます。

 

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作品と鳥の子紙を貼り合わせたら、裏面の周辺部分にボンドをつけて木の板に貼り付けて乾かします。紙は水に濡らすと膨張し、乾くと収縮する性質があるので、板に貼ったものが乾くとシワやヨレがなく真っ直ぐで平らな状態になります。次回の授業で板から切り出して、簡易な掛け軸に入れ込んで完成です。