平成24年1月の図書特集コーナー

図 書 委 員 会
馬がゆく 』 司馬遼太郎 著
 坂本馬は幕末維新史上の奇跡といわれる。
 馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者 たちを描く長篇小説。馬の黒幕 』 加治将一 著
 1867年12月10日夜、坂本馬斬殺。犯人は新撰組とも京都見廻組ともいわれている。
 しかし矛盾と謎が多すぎる。真犯人は誰か?

『 爆笑問題が読む 馬からの手紙 』 爆笑問題 著
 爆笑問題の二人が馬のこころを鋭く読み解く!
 もし、馬と爆笑問題がトリオを結成していたら?思わずそんな「夢」を抱いてしまう絶妙な読みこなし!

『 現在生きる―川田平・悦子の親子対談― 』 川田平/川田悦子 著
 薬害エイズ、人権、生きることなどについて語り合った初の親子対談。
 二人からの熱いメッセージ。

平の現在 』 川田平 著
 薬害エイズと闘う川田さんの情報公開本。

ドラゴン桜 』 三田紀房 著
 弁護士・桜木による落ちこぼれ高校の再建計画、その内容は東大合格者100人!
 日本のルールは東大を出たやつが作っている。だから・・・東大に入れ!!

のすむ家 』 クリス・ダレーシー 著
 下宿人募集―ただし、子どもとネコと龍が好きな方。そんなはり紙を見て、デービットが行った先は、まさに“”だらけだった。そして、デービットが書いた物語の出来事がどんどん現実になりはじめて・・・。

『 エラゴン―ドラゴンライダー1― 』 クリストファー・パオリーニ 著
 国がのっとられ、善なるライダー族とドラゴンは滅ぼされ、邪悪な力が世界を支配しようとしている。
 残されたドラゴンの卵は三つ。ドラゴンライダーはよみがえるのか・・・。

『 ペンドラゴン死の商人 』 D・J・マクヘイル 著
 ボビー・ペンドラゴン、14歳。
 憧れのコートニィとファーストキスを交わしたその日から、スペース・トラベラーとしての過酷な運命が始まった。

『 黒の柩 』 北方謙二 著
 土方歳三は、坂本馬が暗殺の直前に語った計画に、新撰組の未来と己の夢を賭ける。
 見果てぬ夢を謳いあげた北方版「新撰組」。

『 河童 』 芥川之介 著
 精神病院の患者第23号が語る河童社会は醜悪な制度と奇怪な価値観に満ちていた。
 精神を病んだ芥川が痛切な自虐で描いた人間社会の戯曲。

『 地獄変 』 芥川之介 著
 天才絵師・良秀は大殿に依頼された地獄絵を完成させるため、炎に焼かれる女を見たいと望むが・・・。
 人間の究極のエゴイズムを描いた衝撃作。

『 蜘蛛の糸 』 芥川之介 著
 天から降りた救いの糸。登るのは自分一人か?
 愛とエゴを描き、人間心理の機微を暴いた鬼才・芥川の真骨頂。

『 藪の中 』 芥川之介 著
 藪の中で侍の斬殺死体を発見。
 奇妙な事に目撃者の証言は、何故か皆、食い違っていた!真実は何処に?

陵会戦 』 古山高麗雄 著
 軍隊に入り、私は屈辱を受けることに鈍感になり、たちまち誇りを失った。下級兵士は無意味な死を覚悟することに馴れ、お国のためだと自分に言い聞かせる。戦争を生きた人間の貴重な文章。

の起源 』 荒川紘 著
 なぜかくも多く、神話や民話、図像や創作物に龍・ドラゴンは描かれたのか。
 「」を生んだ人類の想像力の深淵に迫る。

『 はじめての文学 』 村上
 若い読者たちにも小説の面白さ、楽しさを伝えたい―人気作家たちが「まずはこれから読んでほしい」と、自ら厳選したスペシャルな短篇アンソロジー。「なぜこの作品を読んでもらいたいか」著者のメッセージも掲載。