平成24年度 修学旅行 生徒感想

6月12日(火)~6月15日(金)の3泊4日で行った,今年度の修学旅行で生徒がどのようなことを得てきたのか紹介したいと思います。

● 班別自主研修(女子)

「私は,日本ユニセフに行きました。いろいろ教えてもらった中で,「子どもの権利条約」が心に残りました。条約の中には,国籍・名前を持つ権利があります。私の中では,それはあたり前の 事で条約にしなくても守られていると思っていました。でも実際は国籍も名前ももらえず,その人はここに存在しないものと考えられて,人身売買の対象にさせれてしまうことが他の国の中にはあたり前に行われていると聞きました。私は驚いたし,悲しくなりました。あたり前と思っていることはあたり前ではないと改めて思いました。日本ユニセフに行ってたくさん学べてよかったです。」

● 班別自主研修(男子)

「僕は,みんなで遊んだことよりも研修で大きな企業に研修に行ったことが印象に残りました。僕は将来の夢がまだ決まっていないので,初めはなんとなく選んで研修しました。しかし,見学をして働く人たちの姿を見たり,説明を聞いたりすることで,とてもカッコ良くて興味がわいてきました。この研修は自分の将来に大きく関わる研修になったと思う。」

● 人々の優しさ(女子)

「私の東京のイメージは人に対してそっけなかったり,忙しすぎて他の人の相手はあまりしないなどでした。今回の研修で東京への印象はすぐに変わりました。例えば,班別自主研修のときに道が分らない私たちに何度も何度も理解できるまで教えてくれた,おじさんや駅員さんにはほんとうに感謝しています。あと,隣で駅員さんに一生懸命道を聞いて覚える小学生でも丁寧に聞いて笑って『ありがとうございました』と言って走っていきました。その子を見たら高校2年生の私達がとても幼く頼りなく見えてきました。私は人に優しく,成長できる東京にまた行きたいと思いました。優しい人々に会って私も成長できました。」

他にも多くの感想がありましたが,自分たちの住んでいる世界との違いを知り,それぞれに学ぶものがあったようです。今回の修学旅行で感じた刺激や学んだことを,今後の学校生活に生かして欲しいと思います。